うどん 箱太郎
【訪問日時】
2022年2月16日（8:00）
【店舗】
昨年、突然出現した「脂うどん」という聞いたことのないうどんを提供しているというお店。気になって、以前平日の午前11時頃に食べに行ったところ、既に閉店しており、営業時間も書いていなかったので、一体いつ開いてるのだろうとずっと気になってました。程なくして食べログにこちらのお店の情報が掲載され始め、その情報を読むと、早朝から昼まで（限定30杯で終了）ということだったので、本日満を持して訪問。
店舗前の立て看板で、こちらのお店の営業時間は朝6:00～13:00（無くなり次第終了）を確認。実は、今朝一度5時30分頃店の前を通った際に、既に営業中の札が出ていましたが、まだ起きたばかりで胃が働いておらず、少し時間を置いて、8時00分頃に改めて訪問。先客は２人でした。
尚、こちらの店舗は、朝は『うどん箱太郎』といううどん屋さんですが、18時～25時は別店主が営業する『駒や 箱崎店』というラーメン店に変わります。駒やさんは福岡市東区馬出に１号店がありますが、豚骨ラーメンの名店です。
【料理】
以前、初めてこちらのお店の前を通った際、「脂、足りてますか？」というキャッチフレーズの立て看板が出ていましたので、脂たっぷりのうどんなんだろうなと予測しながら入店。うどんのメニューは以下の通り。
うどん（肉うどん）・・・850円
ぬきうどん（肉抜き）・・・500円
ぬきぬきうどん（肉、肉汁抜き）・・・500円
生卵（超特選卵でTKGに最適）・・・100円
ご飯（小）・・・100円
ご飯（大）200円
替え玉（脂、ネギ入り）・・・200円
ネギ増し（定量の２倍）・・・100円
私はスタンダードにうどんを注文。ご飯と生卵（卵かけご飯にしたいな～）を注文しようかどうしようか迷っていると、「後ろに無料で漬物がありますから、好きな分だけ取って、卓上の醤油をかけて食べてください」と店主に勧められましたので、漬物まであるんだったらもうTKG一直線でしょうと思い、「すみません、あとご飯小と卵をください」と注文したところ、「ご飯は終わりました。卵はうどんに乗せますか？」と言われました。まず、『TKG＋肉うどん＋漬物』を頬張りたかった私にとって、ご飯が無いという返事にはかなりガッカリです。常日頃から8時前にご飯無くなるほど皆ご飯頼むのならば、常日頃からもう少し多めにご飯を炊いてて欲しいというのが正直な気持ちです。
一方、急にご飯が無いと言われたことでパニックとなり「卵はうどんに乗せますか？」の問いに「は、はい」と思わず答えましたが、その後冷静になってから、色々と後悔が押し寄せてきました。何故ならば、私のこだわりで、初訪問のお店ではその店のベーシックなお薦め定番メニューを、まずはそのまましっかり味わいたいという気持ちがあります。こちらのお店の定番は脂多めの肉うどん。まず初回はしっかりこのうどんを堪能して、２回目からアレンジしたかったのです。うどんに生卵を入れられると、味が薄まりそうな気がして、堪能できない気がしました。しかし、生卵の注文を後になって取り消す勇気が無く、まあ仕方ないので、なるべく前半は生卵の無い場所から食べ進めようと気持ちを立て直しました。
ご飯が無い場合は基本的に単独で食べない漬物ですが、せっかくなので後ろの台から取ってきて、言われたとおりに醤油を少しかけて食べながら待機。漬物は大根の千切りで、キムチに近い濃い味付けでした。やはり、卵かけご飯のお供にしたかった・・・（涙）
厨房を見ていると、何だか色々と手の込んだ作業を経ながらうどんを作られており、思ってたより遅めの提供でした（体感では注文から出来上がりまで６分くらい）。
まず、レンゲでスープを味わいましたが、昆布出汁が上品に効いており、そしてこちらのお店の特徴であるたっぷりの背油と上品な醤油がベストの塩梅でかなり美味しく融合。全体的には角が無い和風うどん出汁の優しい味。そして後追いしてくる背脂の旨味。更に出汁が染みたサイコロ状の柔らか肉が６～７個入っており、これも絶品です。イメージ的にはおでんのホロホロした牛すじ肉ですが、それ以上に美味しい。
麺は太さが細めでツルツルしており、コシはちょうど中間くらいの強さ。
麺にネギと背脂とスープを絡めてズルズルすすり、更にサイコロ状の肉と背脂入りスープをレンゲで口の中に足してからモグモグしている時間は至福の時間です。後半は、生卵も追加で合わせてモグモグ。う～ん、確かにこれはこれで美味しいですが、やはりせっかくの美味しいスープが生卵で薄まった気がして、個人的には生卵はうどんに入れない方がいいかもと思いました。
次回は、うどんはうどんで食べて、次にうどんとTKGと漬物を合わせて食べ、最後にTKGに残ったうどんスープをかけて食べるという工程で食べたいと思いました！
＜追伸＞
キタナイ話ですが、食後半日、何度か小さなゲップが出たのですが、そのゲップがまた美味しかったです（＾＾；）
【店内の雰囲気】
初めての訪問だったのですが、先客の２人は知人同士のようで、更に常連のようでした。私が入ってからもずっと常連２人と店主が常連ならではの会話をしていました。人によって好き嫌いが分かれると思いますが、私は常連さんと店主が必要以上に話すようなお店が苦手です。私自身は静かに集中して料理を食べたいので、店主とは必要以上には話したくない派ですが、一方で私以外の店主とお客さんたちがベラベラ話している店内のに居ると疎外感を感じてしまい居心地が悪いです。小さな定食屋さんで、かなりご高齢で可愛らしいおばあちゃんがニコニコと話しかけてくるパターンは嫌いじゃないですが、常連がワイワイ店主としゃべり続けてる風景は好きではありません。まあ、今回見た常連さん達も店主も全く悪い人では無いですし、そういった店主と気さくに話せるお店が逆に好きという方も大勢いると思いますので、これはあくまでも個人的な感想であるとご理解ください。
【住所】
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